「加計ありき」の問題点

「加計ありき」で決めてきた今回の経緯はなぜいけないのか、

問題は主に2点あると思っています。

一つは、加戸前愛媛県知事がいうように、

今回の経緯で、「四国にこそ、必要」という理由を解決できることなのか、ということです。

「今治市分科会」第二回会合で、

帯広畜産大学畜産学部の猪熊壽教授が、

獣医師の地域偏在の問題に対し、入口出口を本当に解決できるのかと指摘しています。

入口、つまり学生の募集について、
地域枠30人とあるが、例えば地域出身者の入学・授業料の減免などはあるのか、

出口、つまり就職先として、
地域枠30人でとっても、四国だけで就職先などその規模をはけるのか、

また「世界に冠たる・・・」というが、グローバルの出口はどういうところを考えているのか、

という質問に、

加計関係者は同時に行われた他の質問には答えていますが、

この問いには返答していません。

つまり、そもそも獣医学部新設を目指した

「四国に獣医師が不足している」「世界に通用するライフサイエンスを目指す」

という目的を見込める計画にはなっていないといえるのでいでしょうか。

この「今治市分科会」の第二回会合で、加計学園による獣医学部の新設が

きまり、実質、ここでの決定が国家戦略特区の認定となったことは

前のblogで書いた通りです。

二つ目の問題点は、

これらの「荒っぽい」事業計画であるにも関わらず、政府肝いりの政策を決める

それこそが、「行政をゆがめる」

「岩盤規制の穴のあけ方の問題」ということです。

「経緯は議事録をみればわかる」とこれも、政府がよく言いますが、

「国家戦略特区会議」こそ、公開ですが、

「区域会議」も「分科会」も非公開(運営規則第二条)

公開するのは、議事要旨と配布資料のみです。

すべての発言をチェックできるのなら、

猪熊教授の質問にも答えている形跡をみることができるのかもしれませんが、

議事要旨から外す内容とも思えず、

そうなると、非公開の会議の中で、「密室的に」「内々に」

ことを進めてきた、どうしてもそう思わざるを得ず

とても残念な思いです。

52年間も新設が認められなかった理由も未だよくわかりません。

既得権益を死守するためと言われていますが、

本当にそれだけなのか、獣医学会や獣医師会からの説明も必要と思います。

ただ、教育委員や私立大学の理事を務める経験から

少子化、人口減少の中で、学校経営は厳しい環境に置かれています。

その中での「新設」。

それには相応の理由が必要であると、私は感じてならないのです。

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細川珠生 ブログ


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