<   2017年 10月 ( 24 )   > この月の画像一覧

未だ残る選挙の疑問


本日付の、フジサンケイビジネスアイ「高論卓説」に

原稿が掲載されています。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/171030/mca1710300601004-n1.htm


国民の間にモヤモヤと残る、今回の選挙の正当性や

比例復活の多い結果についての問題を

指摘しました。

ぜひご一読ください。

「圧勝」した安倍政権のこれから

d0339894_22141193.jpg
明日、10月28日(土)の「細川珠生のモーニングトーク」、

ゲストは、自民党政調会長代理、参議院議員の 山本一太さんです。

総選挙が終わり、選挙前と変わらず与党で3分の2の議席を得るという

「圧勝」に終わった自民党。

来週には、第4次安倍政権がスタートします。

今後の安倍政権はどのようにかじ取りするのか、

お話を伺いました。

明日朝7時5分から、ラジオ日本で放送です。



TV出演


10月26日(木)、出演いたします。

冒頭からの予定です。



選挙総括

d0339894_14264852.jpg
      (AbemaTV 「みのもんたのよるバズ~総選挙スペシャルより)

第48回衆議院総選挙の結果が出ました。

選挙総括の原稿も書かなくてはならないので、後々、それをこのブログでも紹介するようにしたいと思いますが、

ひとまず、簡単に私の見解を述べたいと思います。

私は、反安倍でも親小池でもありません。政策も戦略も是々非々と考えています。

ただ、一つ、私の基準にしているものは、政治は政治家のためにあるものではなく、

国民のためにあるもの、そのための選挙も主権者たる国民のためにあるもの、

その基準に照らし、国民のためにならないことであれば、

誰の何のことであろうと徹底的に批判し、

国民のためになっていることは、徹底的に評価をするというスタンスです。

その判断基準で考えると、今回の選挙は、国民のためになっていたとは思えません。

解散権は総理の専権事情と、「関係者」は言いますが、

総理大臣は、私たち主権者が「代理人」として選んだ議員から選ばれれただけであり、

絶対権力者ではありません。

今回の選挙のように、野党の準備不足の隙をつき、国会での追及を避けるように、

今なら勝てると判断した選挙は、私は権力者の横暴であったと思っています。

「自公で3分の2超」の議席確保は、他の選択肢がよくわからなかったためという

消極的な支持も含まれていると考えるべきでしょう。

それでもその先に、私たち国民にとって、どうしても実現しなければならない政策があり、

そのために国民の意見を聞く必要があるというのなら、それも国民のためと考えることができます。

ではそれは何を提示したのかといえば、国難としての北朝鮮対応と少子化問題でした。

北朝鮮対応については、具体的に国民のどんな判断を求められていたのかよくわかりませんでした。

少子化問題については、徹底的な子育て支援をすることで少子化を突破したいということのようですが、少子化などもう止めることはできないのです。

政府が目標としている1.8という出生率は、今から34年前の数値。
人口増のためには、2.08以上必要と言われていますが、
昭和50年の時点ですでに2を切っています。

今から42年前、私が小学校に入学した年です。

しかも、具体策として挙げた幼児教育の無償化、高等教育の無償化は、

その無償化する教育の中身が何かもわからず(かえず)、

それによって、どんな風に未来が変わるのかも不明でした。

政治ジャーナリストとして、政治をフィールドに日々取材をしている私でも、

今回の選挙は正当性を欠き、争点もよくわからない選挙であったと感じています。

ただ、唯一の争点と呼べることがあるとすれば、

それは「傲慢か謙虚か」であったように思います。

理由や状況はどうあれ、「排除」という言葉を使った傲慢な小池氏、

排除されてかわいそうな枝野氏、

小泉進次郎氏を前面に「反省」をアピールすることで謙虚さを見せた(ような)自民党、

偶然かどうかわかりませんが、「偉そう」「かわいそう」「反省してそう」という

「情」に訴える選挙であっただけではないかと私は分析しています。

全ての党の公約を読み込んだ私でも、

政策で選ぶことなどできない選挙だったと思うからこそ、

選ぶ基準は、そんなところにあったのではないかと思っています。

私は小池氏の、政党は、根幹の考えが違う人とは一緒にできない、という考え方は正しいと思っています。排除という言葉も、元々自ら小池氏が使った言葉ではないのですが、
それでも「うっかり」言ってしまった気のゆるみがあったのでしょう。

安倍総理の「こんな人たち」や菅官房長官の「怪文書」発言、

総理や与党閣僚たちのゆるんだり、おごったりする国会答弁、

どれも国民を不快にし、心が離れていきました。

言葉はとても大事、政治だけでなく、人間社会全体に言えることでもあります。

一方、政治は、もっと政策で勝負できるものになってほしい。

有権者も、もっと政治を勉強し、社会を勉強し、

自分の頭でしっかりと判断できるようになる努力も必要です。

メディアの在り方の問題も、深刻度を増しています。

自浄作用がなかなかききませんが、それだけをせめていても仕方ないのです。

有権者一人一人の、毎日の努力こそが、この国をよくしていく、私はそう思っています。

さて、この数週間、息子の中間テストも重なり、変則的な毎日の中で、

アルコールを摂取する体力の余力もありませんでした。

やっと昨日、大好きな「アサヒスーパードライ」を飲もうと思って買ったら、

「Winter Special Package」になっていました! もう冬?!


d0339894_14265282.jpg

嵐のように過ぎた総選挙でしたが、

この先、野党の再編もあるでしょう。

安倍政権は第四次となります。

これからもしっかり政治を見ていきたいと思っています。


投票日コメント

 



投票日当日、産経新聞にコメント掲載されています。



恩師の個展に

d0339894_17063940.jpg


d0339894_17064584.jpg
小学校時代の恩師3人による

「白金 三光町の仲間展」が

神楽坂の「AYUMI GALLERY」にて開催中。

初日となった昨日、息子と一緒に行ってきました。

家具、絵画、刺繍の作品をたくさん拝見しました。

先生方の個展にはこれまでも何度か伺いましたが、

小学校を卒業して、37年も経つのに、

私がこの歳になったからなのか、

先生との距離がぐっと縮んだような気がして、

嬉しいひと時でした。

あえて作品の写真は撮りませんでした。

一人でも多くの方、特に三光町の同窓生には

足を運んでみて欲しいと思っています。

懐かしい昔話だけでなく、

子供の教育や子育ての話ができるのも、

私の先生だったからでしょうね。

37年って、すごい年月。

50近くになった教え子を、

先生からはどんな風に見えるのか、気になります。





テレビ史上初?!の出演



明日22日、総選挙投開票日に、

AbemaTV 「みのもんたのよるバズ!総選挙スペシャル」に出演いたします。

テレビ朝日政治部デスクを務める兄・細川隆三も、同局政治部として出演いたします。

テレビ史上初の兄妹解説、だそうです。

20時~23時まで、ぜひぜひご覧ください!

世界で求められる人材

d0339894_21075857.jpg
明日21日放送の「細川珠生のモーニングトーク」、

ゲストは、G&S Groobal Advisers Inc.代表取締役社長 橘・フクシマ・咲江さんです。

フクシマさんは、長年、ヘッドハンティングや、

企業の社外取締役として コーポレートガバナンス、

また政府の人材活用等の委員会などで委員を務めるなど、

社会における人材の在り方や育成について、実務として携わってこられました。

フクシマさんの目には今回の選挙がどのように映るのか、

世界の動きの中で、

どのような人材が求められ、そのためには日本はどのような教育を行っていくべきか

などについて伺いました。

明日朝7時5分より、ラジオ日本で放送です。


総選挙10~置き去りになった教育

私は、国政を考えるときは、国家としての使命をどう考えているか

という点において、政党や候補者を判断します。

今回の選挙で、私が日ごろから最も重要視する政策の一つである

「教育」についての公約が、

自民党も希望の党も、その他の党も

お粗末極まりなく、非常に残念です。

教育が争点にならないなんて、

この国は一体大丈夫か、と思います。

自民党が政権を奪還した2012年の総選挙の公約(Jファイル2012)には、

経済に次ぐ2番目に「教育再生」を掲げ、

「6・3・3・4制の見直し」「大学の9月入学」「政界のリーダーなる日本人を育成できる、力ある教師を要請するための教師インターンシップの導入」「読解力、理数系教育の強化」「博士課程学生に対する支援強化」などなど、数十本の政策が並べられていました。

ところが、政権奪還から5年も経った今回の公約には、

教師の負担軽減のための「チーム学校」
「家庭教育支援法」の制定
「リカレント教育」
「文化庁の移転」
などを含む、8本の政策しかありません。しかも中心となる政策は無償化、

つまり、教育の中身ではなく、費用についての公約です。

学制の見直し、教師の教育力の向上、読解力の強化などはどうなったのでしょうか。

費用の支援も、子育て世代にとっては拒否するものではありませんが、

幼児教育にせよ、高等教育にせよ、無償で行う教育の中身は何なのか、

本来はそちらの方が重要です。

自民党の公約にはそれがありません。

しかし、それは希望の党も、他の党も同じ。

子供たちを取り巻く環境には課題が多く、

特に学力の低下は著しく、深刻な問題です。

子供の成長の早期化などを考えると、

9年間という義務教育の間に、

小学校から中学校へ学校種が変わることが、今の子供たちの実態に合っているのか、

学校で行う教育がどんどん増えていく中で、家庭や地域の役割は何か、

などなど、考えるべきこと、すぐにでも手をつけなければならないことは山ほどあるのです。

子供の6人に一人が貧困とも言われており、

そのためにも無償化という施策が必要という考えもわかります。

でも、それとは別に、教育の中身の政策を打ち出してもらわないと困るのです。

公約にしない、ということは、関心がない、

この国の政治家には、教育なんてどうでもいいものなんだ、

私にはそう見えてしまいます。

教育を軽視する政治こそが、「国難」。

教育を争点にしない選挙報道の在り方も「国難」だと、

私は思っています。

総選挙9~希望、失速?!

d0339894_18284897.jpg

希望の党が失速したと言われています。

原因は3つあると考えられます。

一つ目は、まず候補者。全部ではありません。

前職、元職、また新人でも、最低でも数か月は準備してきた人ならまだしも、

公示数日前に出馬を決めたなどの俄か仕立ての候補者に、

国政を託すのは難しいというのが実感です。

自分の選挙区の希望の党の候補者が誰なのか、

選挙も終盤に入るこの時期でも、わからない選挙民もいるほどです。

「選択肢」を作る、つまり候補者がいなければ、希望の党に入れたくても入れられないということから、

候補者の数が必要だったことはわかりますが、それにしても・・・。

二つ目は政策の幼稚さ。

「9つの公約」はまだよいのですが、

「希望への道しるべ、12のゼロ」は国政選挙で打ち出すものとしてはあまりに「小さい」。

犬猫のペット殺処分ゼロがあって、児童虐待ゼロがなし。

花粉症ゼロ、満員電車ゼロ、電柱ゼロもいいけれど、どうも都知事や都議会の選挙の公約にみえてしまいます。

満員電車ゼロにするためには、東京一極集中の是正や、

花粉症ゼロを目指すのなら、杉の伐採、そして国産木材の産業の活性化、林業を衰退させないなどの施策が必要で、

まさに国政の課題ではあるのですが、

このような説明なしに、そこまで考えられる有権者が全国どれだけいるだろうかという疑問はぬぐえません。

これでは、小学生の「今学期の目標」。

「忘れ物ゼロ」「遅刻ゼロ」「宿題忘れゼロ」にしか私には見えないのです。

安倍一強との対決なら、何の「国難突破」にならない少子化対策より、

子供の学力向上や、大学の国際競争力強化など、徹底して教育政策を出すべきでした。

少子化なんてどんな手を打ったって止められないのですから、

人口減を前提とした社会保障制度の抜本的な改革や

義務教育を中心とした教育改革の徹底によって、

「数より質」の勝負にでる、そのような政策の大転換が必要なのです。

(つまり自民党の政策も、この点においては相当ひどいのです。それはまた改めて)

希望の失速の三つ目は、

選挙についての報道では公正さを欠くのではないかと思うほどの

「小池ネガティブキャンペーン」。

「排除発言」を引き合いに、一気に小池氏の人間性を叩き始めたことには

私は違和感を覚えました。

しかも、小池氏は「排除」と言ってしまったあとに、

「というか、取捨・・・取捨じゃなくて、えー、絞らせていただくということであります。」

と言い換えているのです。

またそのあと、その理由として、

「安全保障、憲法観という根幹のところで、一致していくことが政党を構成する構成員として

必要最低限のことではないかと思っていますので・・・」

と至極全うなことを言っています。

大学に入るのにだって、会社に入るのにだって、

もっと言うのなら、結婚相手を決めるのだって、「絞って」います。

人生、絞り、絞られの繰り返しです。

民進党は、考えが正反対の人たちが、考えが違うとわかりながら、

いつまでたっても、自ら選別するという決断ができなかったのです。

排除発言を批判する人たちだって、どれだけ今まで

「なぜ、早く別れないのか」とさんざん批判してきた人も多かった。

それを「排除発言」を「いい批判の種ができた」と言わんばかりに

一斉攻撃を掛ける。

そして、世の男性たちも、一斉に小池批判に乗じる。

変えたくない、特に、女性になんて変えられたくない、と思っている「おっさん」たちが

小池都知事誕生以来、批判しようにも批判できない雰囲気が続いてきたけれど、

ここで一気に息を吹き返してきた・・

と私は見ています。


世の中に対して発言できる影響力のある人はまだまだ男性が多い中で、

これだけ「小池ネガティブキャンペーン」をやれば、

失速して当たり前、とさえ思います。

冷静に考えれば、それだけ「変える」ということに戸惑う人、

慎重な人が多いということでもあり、

その人たちに納得してもらう方法で改革を進めなければ、

足元をすくわれ、結局、正しいことも、いいことも実現できない、

という教訓にもなっているように思います。

一方、「本当に小池さんがやろうとしていることはいけないの?」

「変えなくていいの?」

と疑問・不安に思う女性たちも多いのです。

「自民党には少しは反省してもらえるくらいの結果が必要」

と思っている人も多いのです。

変えなくていいのなら、変えなくていい理由、

小池さんがだめなら、そのダメな理由を感情論ではなく

論理的に示していくべきです。






細川珠生 ブログ


by tamao-hosokawa