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選挙総括

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      (AbemaTV 「みのもんたのよるバズ~総選挙スペシャルより)

第48回衆議院総選挙の結果が出ました。

選挙総括の原稿も書かなくてはならないので、後々、それをこのブログでも紹介するようにしたいと思いますが、

ひとまず、簡単に私の見解を述べたいと思います。

私は、反安倍でも親小池でもありません。政策も戦略も是々非々と考えています。

ただ、一つ、私の基準にしているものは、政治は政治家のためにあるものではなく、

国民のためにあるもの、そのための選挙も主権者たる国民のためにあるもの、

その基準に照らし、国民のためにならないことであれば、

誰の何のことであろうと徹底的に批判し、

国民のためになっていることは、徹底的に評価をするというスタンスです。

その判断基準で考えると、今回の選挙は、国民のためになっていたとは思えません。

解散権は総理の専権事情と、「関係者」は言いますが、

総理大臣は、私たち主権者が「代理人」として選んだ議員から選ばれれただけであり、

絶対権力者ではありません。

今回の選挙のように、野党の準備不足の隙をつき、国会での追及を避けるように、

今なら勝てると判断した選挙は、私は権力者の横暴であったと思っています。

「自公で3分の2超」の議席確保は、他の選択肢がよくわからなかったためという

消極的な支持も含まれていると考えるべきでしょう。

それでもその先に、私たち国民にとって、どうしても実現しなければならない政策があり、

そのために国民の意見を聞く必要があるというのなら、それも国民のためと考えることができます。

ではそれは何を提示したのかといえば、国難としての北朝鮮対応と少子化問題でした。

北朝鮮対応については、具体的に国民のどんな判断を求められていたのかよくわかりませんでした。

少子化問題については、徹底的な子育て支援をすることで少子化を突破したいということのようですが、少子化などもう止めることはできないのです。

政府が目標としている1.8という出生率は、今から34年前の数値。
人口増のためには、2.08以上必要と言われていますが、
昭和50年の時点ですでに2を切っています。

今から42年前、私が小学校に入学した年です。

しかも、具体策として挙げた幼児教育の無償化、高等教育の無償化は、

その無償化する教育の中身が何かもわからず(かえず)、

それによって、どんな風に未来が変わるのかも不明でした。

政治ジャーナリストとして、政治をフィールドに日々取材をしている私でも、

今回の選挙は正当性を欠き、争点もよくわからない選挙であったと感じています。

ただ、唯一の争点と呼べることがあるとすれば、

それは「傲慢か謙虚か」であったように思います。

理由や状況はどうあれ、「排除」という言葉を使った傲慢な小池氏、

排除されてかわいそうな枝野氏、

小泉進次郎氏を前面に「反省」をアピールすることで謙虚さを見せた(ような)自民党、

偶然かどうかわかりませんが、「偉そう」「かわいそう」「反省してそう」という

「情」に訴える選挙であっただけではないかと私は分析しています。

全ての党の公約を読み込んだ私でも、

政策で選ぶことなどできない選挙だったと思うからこそ、

選ぶ基準は、そんなところにあったのではないかと思っています。

私は小池氏の、政党は、根幹の考えが違う人とは一緒にできない、という考え方は正しいと思っています。排除という言葉も、元々自ら小池氏が使った言葉ではないのですが、
それでも「うっかり」言ってしまった気のゆるみがあったのでしょう。

安倍総理の「こんな人たち」や菅官房長官の「怪文書」発言、

総理や与党閣僚たちのゆるんだり、おごったりする国会答弁、

どれも国民を不快にし、心が離れていきました。

言葉はとても大事、政治だけでなく、人間社会全体に言えることでもあります。

一方、政治は、もっと政策で勝負できるものになってほしい。

有権者も、もっと政治を勉強し、社会を勉強し、

自分の頭でしっかりと判断できるようになる努力も必要です。

メディアの在り方の問題も、深刻度を増しています。

自浄作用がなかなかききませんが、それだけをせめていても仕方ないのです。

有権者一人一人の、毎日の努力こそが、この国をよくしていく、私はそう思っています。

さて、この数週間、息子の中間テストも重なり、変則的な毎日の中で、

アルコールを摂取する体力の余力もありませんでした。

やっと昨日、大好きな「アサヒスーパードライ」を飲もうと思って買ったら、

「Winter Special Package」になっていました! もう冬?!


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嵐のように過ぎた総選挙でしたが、

この先、野党の再編もあるでしょう。

安倍政権は第四次となります。

これからもしっかり政治を見ていきたいと思っています。


総選挙10~置き去りになった教育

私は、国政を考えるときは、国家としての使命をどう考えているか

という点において、政党や候補者を判断します。

今回の選挙で、私が日ごろから最も重要視する政策の一つである

「教育」についての公約が、

自民党も希望の党も、その他の党も

お粗末極まりなく、非常に残念です。

教育が争点にならないなんて、

この国は一体大丈夫か、と思います。

自民党が政権を奪還した2012年の総選挙の公約(Jファイル2012)には、

経済に次ぐ2番目に「教育再生」を掲げ、

「6・3・3・4制の見直し」「大学の9月入学」「政界のリーダーなる日本人を育成できる、力ある教師を要請するための教師インターンシップの導入」「読解力、理数系教育の強化」「博士課程学生に対する支援強化」などなど、数十本の政策が並べられていました。

ところが、政権奪還から5年も経った今回の公約には、

教師の負担軽減のための「チーム学校」
「家庭教育支援法」の制定
「リカレント教育」
「文化庁の移転」
などを含む、8本の政策しかありません。しかも中心となる政策は無償化、

つまり、教育の中身ではなく、費用についての公約です。

学制の見直し、教師の教育力の向上、読解力の強化などはどうなったのでしょうか。

費用の支援も、子育て世代にとっては拒否するものではありませんが、

幼児教育にせよ、高等教育にせよ、無償で行う教育の中身は何なのか、

本来はそちらの方が重要です。

自民党の公約にはそれがありません。

しかし、それは希望の党も、他の党も同じ。

子供たちを取り巻く環境には課題が多く、

特に学力の低下は著しく、深刻な問題です。

子供の成長の早期化などを考えると、

9年間という義務教育の間に、

小学校から中学校へ学校種が変わることが、今の子供たちの実態に合っているのか、

学校で行う教育がどんどん増えていく中で、家庭や地域の役割は何か、

などなど、考えるべきこと、すぐにでも手をつけなければならないことは山ほどあるのです。

子供の6人に一人が貧困とも言われており、

そのためにも無償化という施策が必要という考えもわかります。

でも、それとは別に、教育の中身の政策を打ち出してもらわないと困るのです。

公約にしない、ということは、関心がない、

この国の政治家には、教育なんてどうでもいいものなんだ、

私にはそう見えてしまいます。

教育を軽視する政治こそが、「国難」。

教育を争点にしない選挙報道の在り方も「国難」だと、

私は思っています。

総選挙9~希望、失速?!

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希望の党が失速したと言われています。

原因は3つあると考えられます。

一つ目は、まず候補者。全部ではありません。

前職、元職、また新人でも、最低でも数か月は準備してきた人ならまだしも、

公示数日前に出馬を決めたなどの俄か仕立ての候補者に、

国政を託すのは難しいというのが実感です。

自分の選挙区の希望の党の候補者が誰なのか、

選挙も終盤に入るこの時期でも、わからない選挙民もいるほどです。

「選択肢」を作る、つまり候補者がいなければ、希望の党に入れたくても入れられないということから、

候補者の数が必要だったことはわかりますが、それにしても・・・。

二つ目は政策の幼稚さ。

「9つの公約」はまだよいのですが、

「希望への道しるべ、12のゼロ」は国政選挙で打ち出すものとしてはあまりに「小さい」。

犬猫のペット殺処分ゼロがあって、児童虐待ゼロがなし。

花粉症ゼロ、満員電車ゼロ、電柱ゼロもいいけれど、どうも都知事や都議会の選挙の公約にみえてしまいます。

満員電車ゼロにするためには、東京一極集中の是正や、

花粉症ゼロを目指すのなら、杉の伐採、そして国産木材の産業の活性化、林業を衰退させないなどの施策が必要で、

まさに国政の課題ではあるのですが、

このような説明なしに、そこまで考えられる有権者が全国どれだけいるだろうかという疑問はぬぐえません。

これでは、小学生の「今学期の目標」。

「忘れ物ゼロ」「遅刻ゼロ」「宿題忘れゼロ」にしか私には見えないのです。

安倍一強との対決なら、何の「国難突破」にならない少子化対策より、

子供の学力向上や、大学の国際競争力強化など、徹底して教育政策を出すべきでした。

少子化なんてどんな手を打ったって止められないのですから、

人口減を前提とした社会保障制度の抜本的な改革や

義務教育を中心とした教育改革の徹底によって、

「数より質」の勝負にでる、そのような政策の大転換が必要なのです。

(つまり自民党の政策も、この点においては相当ひどいのです。それはまた改めて)

希望の失速の三つ目は、

選挙についての報道では公正さを欠くのではないかと思うほどの

「小池ネガティブキャンペーン」。

「排除発言」を引き合いに、一気に小池氏の人間性を叩き始めたことには

私は違和感を覚えました。

しかも、小池氏は「排除」と言ってしまったあとに、

「というか、取捨・・・取捨じゃなくて、えー、絞らせていただくということであります。」

と言い換えているのです。

またそのあと、その理由として、

「安全保障、憲法観という根幹のところで、一致していくことが政党を構成する構成員として

必要最低限のことではないかと思っていますので・・・」

と至極全うなことを言っています。

大学に入るのにだって、会社に入るのにだって、

もっと言うのなら、結婚相手を決めるのだって、「絞って」います。

人生、絞り、絞られの繰り返しです。

民進党は、考えが正反対の人たちが、考えが違うとわかりながら、

いつまでたっても、自ら選別するという決断ができなかったのです。

排除発言を批判する人たちだって、どれだけ今まで

「なぜ、早く別れないのか」とさんざん批判してきた人も多かった。

それを「排除発言」を「いい批判の種ができた」と言わんばかりに

一斉攻撃を掛ける。

そして、世の男性たちも、一斉に小池批判に乗じる。

変えたくない、特に、女性になんて変えられたくない、と思っている「おっさん」たちが

小池都知事誕生以来、批判しようにも批判できない雰囲気が続いてきたけれど、

ここで一気に息を吹き返してきた・・

と私は見ています。


世の中に対して発言できる影響力のある人はまだまだ男性が多い中で、

これだけ「小池ネガティブキャンペーン」をやれば、

失速して当たり前、とさえ思います。

冷静に考えれば、それだけ「変える」ということに戸惑う人、

慎重な人が多いということでもあり、

その人たちに納得してもらう方法で改革を進めなければ、

足元をすくわれ、結局、正しいことも、いいことも実現できない、

という教訓にもなっているように思います。

一方、「本当に小池さんがやろうとしていることはいけないの?」

「変えなくていいの?」

と疑問・不安に思う女性たちも多いのです。

「自民党には少しは反省してもらえるくらいの結果が必要」

と思っている人も多いのです。

変えなくていいのなら、変えなくていい理由、

小池さんがだめなら、そのダメな理由を感情論ではなく

論理的に示していくべきです。






総選挙8~コメント掲載


昨日10日付、ブルームバーグ日本版に、コメント出しました。





総選挙7~8党首討論会

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安倍自民党総裁が、「怒っちゃダメ、怒っちゃダメ」と自分に言い聞かせながら

臨んだと言われている、8党首討論会。

三連休中日の10月8日日曜日に、日本記者クラブ主催で行われました。

司会者からの要望とはいえ、まず、クロスにして手つなぎするこのスタイル。

何かこの「つなぎ方」に、選挙ならではの意味があるのでしょうか。

私の目にはあまり美しい姿には映りませんでした。

討論会は、二部構成で、一部は、各党首が聞きたい相手を指名して、

お互いに聞き合うというスタイル。

二部は報道機関の代表者が出席者から集めた質問を含めながら、

「代表質問」の形で質問をぶつけるというものでした。

第一部では、例えば、安倍自民党総裁から山口公明党代表への質問で、

「国政では連立政権として政策を積み上げてきたけれど、都議会は都民ファーストと組んでい

る。公明党の立場で、国政政党の代表が都知事を務めるということをどう思うか」

などと、連立のパートナーにも遠慮のない質問をお互いしあうというスタイルで、

なかなか面白味のあるものでした。

しかし、第二部は全てではないものの、

今ここで聞くこと?と思うことも多く、

会場もかなり白けていました。

私も、各党の教育政策を問う質問を出しましたが、

それが取り上げられることはなく、よって、教育政策についての考えを聞くことも

できませんでした。

さて既報されていることも多いですが、

私が印象に残ったことをいくつか挙げたいと思います。

・安倍自民党総裁は、選挙は政権をとるために過半数の議席をとることを目標にするので、
 現有議席をいくら大幅に減らしても、過半数をとれば、政権をとる、過半数が取れなけ
 れば政権をとれないということ・・・と言っていました。(50議席減でも、責任論がでるのではないかという質問いたいして)

・小池希望の党代表は、2030年原発ゼロの工程表を作る、それには原発技術を残すことも重要、当然核燃料サイクルもそれに含まれるし、これからは廃炉技術も重要、その上で再生エネルギーの比率を高め、総合的にどうあるべきかを考える・・・と言っていました。(原発ゼロということは核燃料サイクルについてもやめるということかという質問に対して)

・枝野立憲民主党代表は、前原民進党代表は、両議院総会で民進党の理念と政策を希望の党で活かすと言った・・・と言っていました。どうもこれが「丸ごと合流」の根拠となっていたようです。

・志位共産党委員長は、自衛隊は違憲なので、存在をなくすことを目標とするが、共産党が参加する連合政府では、存在を無くすまでの間は、合憲とする・・・と言っていました(共産党政権になっても自衛隊は認めないのかという質問に対して)

・山口公明党代表は、憲法改正について、安倍総理のいう、自衛隊を9条3項で規定するということについては、自民党内でも意見が分かれているので、この議論を見守ってから(考える)・・と言っていました。公明党に配慮して「加憲」として9条3項という苦肉の策を出して来た安倍総裁としては腑に落ちないのではないかと思います。

・小池希望の党代表も、自衛隊は防衛省という組織の中にあるのに、それだけを抜き取って規定するのはどうか、と。

・「人生100年構想会議」が人づくり革命として2兆円の政策パッケージを年内にまとめる、その費用は消費税増税分の一部を充てる。使途変更なので、国民に信を問う・・・とここでも安倍総理は選挙の大義を述べていましたが、実現するのは消費税を増税する2年後であることが、この記者会見ではっきりしました。

何かのご参考になればと思います。





総選挙6~北朝鮮対応

本日掲載の産経新聞での安倍総理のインタビューでは、

「いま、求められているのは、国際社会と連携していく外交の力です。

その力の背景には国民の信任が必要だと考えました。」

と答えています。

つまり、これが解散総選挙の「大義」であるようです。

「国際社会と連携していく外交の力」を発揮する先は、

北朝鮮であることも、日本全体の共通認識であると思います。

私も、昨年、日本の同盟国であるアメリカの大統領に、

トランプ氏が選ばれてから、

世界のどのリーダーより早く会談を行い、

また就任してすぐに、トランプ氏の別荘でゴルフをするという

濃密な時間を過ごしながら、

日本の安全保障にも、また世界の安定にもアメリカが一国主義に陥らずに

大国としての役割があるんだと自覚させることに、

安倍総理がどれだけ尽力をしてきたか、その姿勢と行動は、

近年にはなかった外交力のある政治家として高く評価しています。

二年前、私でも一瞬、もう無理ではないかと思った「平和安全法制」の成立も、

信念をもってやり切ったこと。これも素晴らしかったと思っています。

すでに法律は施行されているのですから、それに則って、

日本は行動をすればよい、と思うのです。

それなのに、一体、どんな「信を問う」のだろうと思ってきました。

この新聞でのインタビュー記事によれば、

「自分にやらせてもらえるかどうか」という信が問いたい、ということのようです。

但し、その「国際社会と連携していく外交力」が具体的に何をさすのか、

自民党の「政権公約2017」には記載されていません。

「万全の態勢の構築」「弾道ミサイル対処能力の向上」「島嶼防衛の強化」
「防衛生産・技術基盤を維持・強化」

などは記載されているものの、喫緊の北朝鮮情勢には間に合いません。

そもそも、最も大事な「国の基本」が政策集の最後の項目にもなっています。

ここには、憲法も含まれます。

従来の政策集の並び順を変えていないということだと思いますが、

国難突破の1つ目として、防衛・安保、また憲法に関して

信を問いたいことがあるのなら、項目として真っ先に挙げることも

国民への浸透には必要でしょう。

結局のところ、細かい手段や内容ではなく、

「僕に任せてください」ということが、問われているようです。



総選挙5~選挙後の主導権


立憲民主党の本性現れたり。

昨年の参院選、都知事選以降、民進党の議員との話の中で

必ず出ていたのが、「共産党との連携はどうなの」ということでした。

私はいわゆる保守系の議員が共産党と組むなど、

「あり得ない」と伝えてきました。

「(共産との連携は)最悪」と言っていた議員も多くいました。

ならば「なぜ連携をやめないのか」と聞くと、

「みんな自分の選挙のことを考えるとできない」

という何とも情けない答えが続いていたのです。

そこで崖から飛び降りる覚悟で、離党したのが、長島昭久氏。

「無所属で戦っても勝てるだろうという見通しがたったから。ここまで来るのに2年かかった」

と言っていました。

批判に合いながらも、安保政策等、国の根幹にかかわることについては、

どんなことがあってもバラバラではいけない。

小池百合子氏だけでなく、民進党を離党し希望の党へ合流した

多くの議員が心底から思っていたことと、私は解釈しています。

希望の党へ合流せずに立憲民進党に所属することになった人たちは、

早速、社民・共産と連携をすると表明しました。

民進党は、これで理念本位で整理がついたのです。

今回の選挙は、
・自民・公明の連立政権
・希望の党・維新
・立憲民主・社民・共産の野党連合

という「三つどもえ」の構図が出来上がりました。

政治の緊張感や真剣な姿勢のためには、

健全な「二大政党制」が必要と私は思っています。

小池百合子氏の勢いに怖気づいているかのような自公政権も、

連携の足並みが崩れつつあるのでしょうか。

公明党は、選挙結果次第では、希望の党との連携の可能性に言及したとの報道もあります。

小池氏が自民党との連携をにおわせ、公明党は自分たちが切り捨てられるのではないとの

焦りがでてきたのでしょう。

自民党は、「安倍一強」に甘えてきたことも事実。

どの党も、結局自分たちがどれだけ主導権をとれるかを第一に考えるのです。

しかしながら、女性である私の目からは、

「これこそが、男社会の悪しき慣習」にも見えます。


ところで、

学校から帰ってきた息子が、

「ママ、公明党も、希望がゆきわたる国へ、だって」

と不思議がりながら、

公明党のポスターの写真をみせてくれました。
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「ほんとだ!」(私の感想)

それにしても、結局、みんな「小池頼み」だったということです。

民進党も、自ら、理念の整理ができず、

「小池百合子」という日本人離れした「オンナ」大将によって、

やっと「決められた」ということではないのでしょうか。

決められない民進党、

いえ、決められない男たち、

私にはそう見えます。



総選挙4~排除の論理

枝野幸男氏が、「立憲民主党」を立ち上げ、

民進党は、実質、三分割されることになりました。

それは、小池百合子氏が「排除の論理」を貫くから、

枝野さんたち、リベラル派がかわいそう、と同情を集めているとも言われています。

政権与党側からも、小池氏の手法を批判し、

それを選挙での攻撃の的にしようという意図が見えます。

でも、国家の根本である

憲法や安保・防衛で考えが一致しなくては、

政権運営を任せることはできません。

「希望の党」が、そこで線引きすることは、

当たり前だと、私は思います。

9月28日の民進党の非公開の両院議員総会で、

どんなやり取りがあったのかわかりませんが、

公表されている3項目の提案には、

1、衆院選の公約内定は取り消す。
2、民進党の立候補予定者は希望の党に公認申請する。
3、民進党は衆院選に候補者を擁立せず、希望の党を全力応援する。

とあります。

どこにも、「党ごと」「全員が」希望の党に行くとは書いてありません。

「希望との党」=小池氏側も、そして若狭氏や、細野氏も、

常々、「民進丸ごとはない」と言っていました。

ただ、「代表一任」の内容について、非公開の総会で語られた内容によっては、

前原代表に不信感が募っても当然なのかもしれません。

何だか、醜い大人の言い争いをしているように見えてきます。

しかしながら、テレビ報道に反して、国民は、きちんと見ています。

「考えが違う人と一緒にやるって有り得ない」
「足の引っ張り合いしてても、何も進まない」

私の周囲の女性たちの大多数の意見です。



総選挙3~キーマンの取材を重ねて

7月の都議選以降、「細川珠生のモーニングトーク」にご出演いただいた、
政治家、及び政治関係の方々です。
  (肩書は当時)

    7月15日 公明党 斉藤鉄夫氏
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   7月22日 無所属 松沢成文氏
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   7月29日 民進党 岸本周平氏
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   8月12日 民進党 前原誠司氏
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   8月19日 連合 会長 神津里季生氏
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   8月26日 日本ファーストの会 代表 若狭 勝氏
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   9月9日、16日 自民党政調会長 岸田 文雄氏
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   9月23日 日本のこころ 代表 中山 恭子さん
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   選挙が決まり、OA出来なくなりましたが、9月26日に取材。
   民進党 幹事長 大島 敦氏。
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  9月28日、ラジオではありませんが、日本記者クラブでの
  小池百合子都知事の会見を取材。
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 結果として、ラジオには、キーマンばかりにご出演いただいていたことに、

 我ながら驚いていますが、

 野党再編が一気に加速し、「安倍一強」と言われていた選挙の様相が

 変わってきた今、ある程度のことは、不思議と見えてきます。

 それも、この積み重ねのおかげだと、改めて取材の大切さを実感しています。

 野党側の出演が多いように見えますが、

 与野党中立で、自民党の議員にも出演依頼はしています。
 
 しかしながら、特に、8月は、皆さん選挙区に帰ったり、

 派閥の研修会があったり、

 はたまた政権だからお忙しいのか、

 普段はあまりないのですが、取材を受けていただけない回が続きました。

 内閣改造で大臣になられた方からは、

 「落ち着いたら受けます」と言ってくださった方もいます。

 (落ち着く前に、選挙に!)
  
 なので、決して「野党寄り」ではありません、念のため。

 またラジオなどメディアにのせなくても、日ごろから自民党議員にも

 色々とお話を聞いています。

 「聞きたいときに、聞きたいことを、聞きたい人に」

 取材をしているということです。

 その上で、選挙に向けた論評をしてきたいと思っています。 



総選挙2~世襲議員の問題

国会議員に世襲議員が多いことも、度々問題視されますが、

9月24日現在、

3親等以内に、現・元国会議員がいる衆議院議員は、

129人。

そのうち、自民党は104人います。

(職責柄、党籍のない大島議長、自民への入党見込みと言われている鈴木貴子議員、
浅尾慶一郎議員を含む)

この中には、引退を表明している平沼赳男氏、谷垣禎一氏、金子一義氏も含まれますが、

後継者は、全て親族。

また、補選が行われる予定だった3区のうち、

青森4区、愛媛3区の2区は、また後継者が親族でした。

群馬県では、父親が参議院議員ではありますが、

現職であるにも関わらず、息子が出馬表明しました。

「世襲議員」だから悪いわけではありません。

制度上も制約はありません。

それに、それを言ったら、私だって「細川の名前で仕事してるじゃないか!」と

思わると思います。

小さいころから、「その環境」に当たり前のようにいて、

「肌」で感覚を身に付けるという意味では、メリットもあります。

私もどれだけ、父や大叔父の人間関係に助けられたか、
(というより、最初はほとんどそれだけで仕事をしていたことも認めます)

と思いますが、

とかく、議員の場合は公人である以上、

選挙区の私物化
後援会の継承(相続)の問題

など、世襲、つまり親の仕事を継ぐといっても、

簡単に決めてよいことではないと思っています。

(私は民間人ですので、そもそも政治家と同等の批判は当たらないと思っています!)

特に、急な選挙となると、
知名度があり、地盤も出来ている息子や娘に、

譲りがちです。

急な選挙は、本当に求められる候補者をそろえられないという意味でも、

大きな問題があると思っています。

安易な候補者の擁立は、政党の責任放棄です。

親が立派だからといって、子が立派とも限らないし、

親に資質があるからといって、子にもそれが必ず遺伝するものでもありません。

そして、その逆もあります。

短い時間で酷ではありますが、

国会議員としての素質があるか、人間的に立派か、

そして、多くの知識と高い倫理観などを兼ね備えた、

年齢とは関係なく尊敬できる人間か、

有権者が判断してほしいと思います。

時として、ながい人間関係は「しがらみ」としてがんじがらめになり、

正しい判断力を失わせることにもなりますが、

国民主権として国民が政治を決める以上、

私たちの努力も必要です。


(*国会議員の数については、「国会議員要覧平成29年8月版、第一別冊」のデータを参照)

細川珠生 ブログ


by tamao-hosokawa